別に買った人の自由だとは思うんだけど、長年大好きだった小さな映画館の名前が他の人に買われて、名前も変わるらしいし、映画の編成の趣向もだいぶ変わるらしい。とても悲しい。しかも新しい名前は全然好きじゃない。名前変更反対のための署名とかあったらすぐにでもするけど、まあ買った人の自由だから、仕方ないね。ルノーが日産に口出してなんぼのもんだし。とにかく最近この映画館の件があって、なにかあることに「ああ、この映画館も誰某に買われた!」というネタを叫んで、隣人に嫌な顔をよくされる。ネタなんだけど。Studio Ursurineあたりで、たまたま中国映画祭とかあるという広告を見たときに「ああ、とうとうこの映画館も華僑に買われた!」とか。中国が最近滅茶苦茶リッチで、日本が三番手になった自虐ネタでもあるんだけど。でも、日曜日にこういうネタを公然で言ったら、知らない人にぎょっとした顔で見られた。私的にはぜんぜん悪い意味でいってたんじゃないんだけどなあ。単なるネタで。「誰某に買われた」ネタブームなだけで。シネマテークのチケットにいろんな企業のロゴが最近印刷されてるんだけど、「ああ、とうとうシネマテークも企業にかわれたか!」とか。あ、これはもしかしたらネタじゃなくて本当のことなのかもしれない!これは言ってはいけないことだったのかもしれない!
ところで、
よく映画が始まる前に「ようこそ。ぼくはここの映画館の主要株主だよ!」と、写真の彼(席と席の真ん中にふんぞりかえってるちっこい子)に言わせるのが好き。小さめの芸術映画館の株主になるのが好きみたい。大きいマルチコンプレックスな映画館にいくと「ぼくはここの株主じゃないよ!ぼくはお金儲けしか考えてない映画館はきらいだよ!」と大急ぎで否定する。この写真かわいいでしょ。私がとったんじゃないんです。友人がとりました。とてもいい構図で可愛いと思います。
" Je suis l'actionnaire des Actions!"と、このちっこい子に言わせるのが好きだったんだけどね、前。
ま、どうやら彼は、ほかの映画館の株主も兼任しているみたいですが。この子のお話は別のポストで。